大阪・関西万博へ約30回通い、全パビリオンをまわった私にとっても、ヨルダンパビリオンは体に残る体験ができた場所でした。
何より忘れられないのが、靴を脱ぎ、裸足で赤い砂の上を歩いたこと。
足の裏に触れる砂は驚くほどサラサラで、ほかの展示とはひと味違う新鮮さがありました。
映像を見るだけでなく、自分の足で砂に触れ、その上に座ってヨルダンの風景や文化を感じる。
短い滞在の中でも印象に残りやすく、人気の高さにも納得できるパビリオンでした。
この記事では、私が実際に体験した赤い砂の感触を中心に、展示内容や予約方法、館内で楽しめたスパ、お土産について紹介します。
※「まわるにっぽん!」は大阪・関西万博の非公式ガイドサイトです。
最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
テーマは「未来を紡ぐ」|ヨルダンの歴史と文化に触れる展示
ヨルダンパビリオンがあったのは、会場内のエンパワーリングゾーン。
パビリオンのテーマは「未来を紡ぐ」で、ヨルダンの歴史や文化、古代メソポタミア文明からの歩みをたどる展示が用意されていました。
中心となるのは、赤い砂が一面に敷かれた「文明のシアター」です。
メイン展示室は円形の映像空間になっており、周囲を囲むのは奈良県上北山村の杉の木。
ヨルダンから運ばれた砂と日本の木材が同じ空間に使われている点も、「未来を紡ぐ」というテーマを感じさせる組み合わせでした。
室内では360度スクリーンに映し出される映像を、砂の上に腰を下ろして鑑賞します。
正面のスクリーンだけを見続ける一般的なシアターとは異なり、空間全体が展示になっているような構成。
建物内での所要時間は、来場者のレポートによって差がありますが、20〜30分程度がひとつの目安です。
また、ヨルダンのナショナルデーは5月7日(水)に設定されていました。
展示だけでなく、万博を通じてヨルダンという国を知る入口にもなっていたパビリオンです。
裸足で歩く赤い砂|サラサラの感触が忘れられない

私がヨルダンパビリオンで最も強く覚えているのは、やはり赤い砂の感触です。
砂が敷かれたエリアでは裸足になる必要があり、靴を脱いでから自分の足で砂の中へ入っていきました。
万博では映像や音、建築、料理などを通じて各国の文化に触れられますが、裸足で砂を踏む展示はとても新鮮でした。
実際に歩いてみると、砂は驚くほどサラサラしていて、その感触が印象に残りました。
この砂は、砂漠地帯の保護区「ワディ・ラム」から運ばれたもの。
使用された量は22トンとされています。
ワディ・ラムは、映画『アラビアのロレンス』や『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』のロケ地としても知られる場所です。
その土地の砂を写真越しに眺めるのではなく、大阪の会場で実際に裸足になって踏みしめる。
遠いヨルダンの風景が、足元から少し近づいてくるような展示でした。
砂の上に腰を下ろして360度の映像を眺める時間も含め、見ることと触れることが自然につながっています。
約30回万博へ通って全パビリオンをまわると、それぞれの展示に違った魅力がある一方、後から思い出すきっかけもさまざまです。
ヨルダンパビリオンについて私が真っ先に思い出すのは、映像の細かな場面よりも、裸足に伝わったあのサラサラの砂。
体で覚えた感覚は、それだけ記憶に残りやすいのだと思います。
音と映像が反応する仕掛けにも注目
文明のシアター以外にも、館内には触れて楽しめる展示がありました。
そのひとつが、火打石をモチーフにした楽器のような展示です。
叩くと音が鳴り、それに合わせて壁に映像が映し出される仕掛けになっていました。
こちらも、展示物を離れた場所から眺めるだけではなく、来場者自身の動作によって音や映像が生まれる体験型の内容です。
砂を裸足で歩くメイン展示と同様に、自分で触れたり動いたりすることが鑑賞の一部になっているのが特徴でした。
ヨルダンの歴史や文化を扱うと聞くと、説明パネルを順番に読む展示を思い浮かべるかもしれません。
しかし、館内では砂の感触、音、映像を通して体験できるよう工夫されています。
限られた時間でも、印象を持ち帰りやすい構成だったと感じました。
2025年7月17日以降は当日のみの完全予約制
ヨルダンパビリオンは来場者調査で人気の高いパビリオンのひとつに挙げられ、「人気No.1」と評価した調査記事もありました。
その人気の高さもあり、当日は多くの来場者でにぎわっていました。
なお、入館方法は会期の途中で変更されています。
2025年7月17日以降は、完全予約制での案内となりました。
ただし、前日までに予約しておく一般的な事前予約ではなく、受け付けは当日のみ。
午前・午後・夜間に複数回設けられた開放時間に予約画面へログインし、時間になったらリロードして、先着順で予約を取る仕組みでした。
そのため、希望していた時間帯があっても、必ず予約できるとは限りませんでした。
一般的な万博の事前予約とは流れが異なるため、訪問を考える際は当日の予約開放時間と操作方法を確認しておくことが大切でした。
当日勝負の予約に手間取ったのはヨルダンパビリオンだけではありません。
イタリア館も会期序盤は当日予約が有効な形式で、パビリオンごとに予約の勝手が大きく違うのも万博らしさだと感じました。
なお、こうした運用方法は変更される場合があります。
本記事は私の体験と確認できた情報をもとにまとめていますので、利用時点の案内については公式情報を確認してください。

死海の塩を使ったスパとヨルダンらしいお土産
館内の2階には、死海の塩を使ったスパ・マッサージ体験も用意されていました。
所要時間は20分程度で、追加料金は2,500円。
展示鑑賞とは別に、死海にちなんだ体験ができるメニューです。
お土産には、死海の塩を使ったバスソルトや石鹸などのスキンケア商品が販売されていました。
赤い砂の展示と同じく、ヨルダンの自然を身近に感じられる品を選べるのが魅力です。
さらに、名前を入れられるサンドアートボトルもありました。
価格は小サイズが3,000円から、中サイズが4,000円からで、文字入れは追加1,000円。
砂を使ったパビリオンでの体験を、形のある記念品として持ち帰りたい人には気になるお土産だったのではないでしょうか。
赤い砂の上を裸足で歩き、映像を眺め、音の出る展示に触れる。
その後には死海にちなんだ体験や商品も待っています。
ヨルダンパビリオンは、大きな展示を次々と見るというより、感覚を使いながら一つひとつ味わう場所。
なかでも足の裏に残ったサラサラの感触は、全パビリオンをまわった今も忘れられません。
よくある質問(FAQ)
- ヨルダンパビリオンのテーマは何ですか?
-
テーマは「未来を紡ぐ」です。
ヨルダンの歴史や文化、古代メソポタミア文明からの歩みを紹介する展示が用意されていました。 - 赤い砂の展示では靴を脱ぐ必要がありますか?
-
はい。
砂の敷かれた「文明のシアター」では裸足になり、砂の上を歩いたり座ったりして360度映像を鑑賞する仕様でした。 - ヨルダンパビリオンの所要時間はどれくらいですか?
-
建物内の鑑賞時間は20〜30分程度が目安です。
- ヨルダンパビリオンはどのように予約できましたか?
-
2025年7月17日以降は当日のみ受け付ける完全予約制でした。
複数回設けられた開放時間にログインし、時間になったら画面をリロードして先着順で予約する仕組みでした。 - 死海の塩を使ったスパはいくらでしたか?
-
館内2階に所要時間20分程度、追加料金2,500円のスパ・マッサージ体験が用意されていました。
まとめ
ヨルダンパビリオンで私が最も心を動かされたのは、ワディ・ラムから運ばれた赤い砂を裸足で歩く体験でした。
足の裏を流れるようなサラサラの感触はとても新鮮で、約30回通って全パビリオンをまわった後も、はっきりと記憶に残っています。
360度映像や音の出る仕掛けに加え、死海の塩を使ったスパ、バスソルトやサンドアートボトルなどのお土産も用意されていました。
ヨルダンの歴史や文化を、目で見るだけでなく体で感じられるパビリオンだったと思います。

コメント