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NTTパビリオンのPerfume 3Dライブ体験|床の振動まで伝わる臨場感

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2025年10月13日に閉幕した大阪・関西万博。
筆者は会期中に約30回足を運び、すべてのパビリオンを体験しました。
そのなかでも、映像を見るだけでは終わらない臨場感が強く記憶に残ったのが「NTTパビリオン」です。

目玉は、Perfumeをスペシャルパフォーマーに迎えた3D空間伝送ライブパフォーマンス。
3Dメガネによって立体的に見えるだけでなく、ステージ上の足踏みが客席の床にも振動として伝わってきました。
視覚と足元の感覚が重なる体験には、筆者も強く引き込まれたものです。

※「まわるにっぽん!」は大阪・関西万博の非公式ガイドサイトです。
最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

この記事では、NTTパビリオンが掲げた「PARALLEL TRAVEL」というテーマや3つのゾーンを振り返りながら、Perfumeのライブを支えた空間伝送技術と床の振動演出について、筆者の実体験を交えて紹介します。

目次

NTTパビリオンとはどんなパビリオンだったか

NTTパビリオン(NTT Pavilion)は、NTT株式会社が出展した企業パビリオンです。
体験テーマは「PARALLEL TRAVEL」。
次世代情報通信基盤「IOWN」を用いた空間伝送技術によって、離れた場所同士をつなぐだけでなく、「空間そのものをつなぐ」というコンセプトが示されていました。

通信と聞くと、電話や映像通話のように、声や画面を相手へ届けるものを思い浮かべるかもしれません。
しかし、このパビリオンで扱われていたのは、映像や音声だけにとどまらない伝送でした。
人の姿や動き、さらにダンスから生じる振動まで再現する体験。
その中心に置かれていたのが、Perfumeによる3D空間伝送ライブパフォーマンスです。

筆者が実際に体験して印象的だったのは、先端技術を説明だけで紹介するのではなく、身体で感じられる演出として組み込んでいたことでした。
3Dメガネ越しの立体表現を目で見て、音を耳で聴き、足元では床の振動を感じる構成。
IOWNや空間伝送という言葉に詳しくなくても、技術が目指す体験を感覚的に受け取れました。

パビリオンの外にも、「せかいがきこえる伝話」と「いのちふれあう伝話」という体験エリアが設けられていました。
「いのちふれあう伝話」は福岡伸一氏の展示館とも接続。
建物内のツアーだけでなく、外の体験エリアにも、離れた場所や存在を通信によってつなぐという考え方が表れていました。

3つのゾーンを巡るNTTパビリオンの体験

NTTパビリオンの内部は、Zone1からZone3までの3つのゾーンで構成されていました。
体験時間は1回20分程度で、最大70名のツアー形式。
短い時間のなかで、通信の歩みから3D空間伝送ライブ、そして来場者自身が参加する体験へと進んでいきました。

Zone1:通信とコミュニケーションを振り返るプロローグ

最初のZone1は、通信とコミュニケーションの進化、そして時代が変わっても変わらないものを振り返るプロローグでした。
NTTパビリオンのメイン体験へ入る前に、「人と人がつながること」を改めて意識する導入部です。

ここから先に登場するのは、IOWNを基盤とした新しい空間伝送の形。
一方で、その根底にあるのは離れた相手とつながりたいというコミュニケーションでした。
技術の新しさだけを見せるのではなく、通信が何をつないできたのかを踏まえてから次のゾーンへ進む流れになっていました。

Zone2:Perfumeの3D空間伝送ライブ

Zone2は、NTTパビリオンのメイン体験です。
来場者は3Dメガネを装着し、Perfumeの3D空間伝送ライブパフォーマンスを鑑賞しました。

Perfumeのパフォーマンスは、動的3D空間伝送再現技術によって点群データ化され、リアルタイム、またはあらかじめ収録・伝送されたデータとして再現されるもの。
通常の平面的なライブ映像を見る感覚とは異なり、3Dメガネを通してパフォーマンスを立体的に体験できました。

さらに重要だったのが、客席の床まで使った振動演出です。
Perfumeが踊り、ステージ上で足を踏み込む。
その動きから生じる振動が、こちらの足元にも重なってきました。
目の前の3D表現と床から伝わる感覚が組み合わさり、空間を隔てたパフォーマンスが近くに存在するような臨場感につながっていました。

Zone3:来場者が「Another Me」になるエピローグ

最後のZone3は、鑑賞する側だった来場者自身が体験に加わるエピローグ。
来場者の姿がスキャンされ、「Another Me」としてスクリーンに映し出されました。

画面の中では、自分の「Another Me」が他の来場者と一緒に歌を奏でます。
Zone2でPerfumeの姿や動きが空間を越えて再現されたあと、今度は来場者自身の姿が別の形で現れる構成でした。
3つのゾーンを通して、通信の過去を振り返り、新しいライブ表現を体験し、最後は自分も参加する側へ移っていく流れです。

約20分という体験時間のなかに、それぞれ役割の異なる3つのゾーンが組み込まれていました。
筆者にとって、とりわけ鮮明に残ったのはZone2でしたが、Zone1とZone3を含めて巡ることで、NTTパビリオンが表現した「PARALLEL TRAVEL」の全体像に触れられました。

Perfumeの3Dライブで感じた床まで響く臨場感

NTTパビリオンを振り返ったとき、筆者が真っ先に思い出すのは、Perfumeのバーチャルライブと振動する床です。
3Dメガネを使った立体表現だけでも目を引きますが、満足度をさらに高めていたのは、パフォーマンスの動きを身体でも感じられる仕掛けでした。

床には128個の振動子が埋め込まれていました。
Perfumeのダンスによって生じる振動を加速度センサーで計測し、客席側の床の振動としてリアルタイムに再現する「触覚振動音場提示技術」が使われていたのです。

ライブ映像では、ダンサーが強く足を踏み込んでも、その衝撃自体が観客の足元まで届くわけではありません。
NTTパビリオンでは、その足踏みが床の振動として連動しました。
目で立体的な姿を捉えるのと同時に、足元からも動きの存在を受け取る体験です。

筆者の感想を率直に言えば、臨場感が高く、満足度も高い体験でした。
映像、音、床の振動が別々の演出として存在するのではなく、Perfumeのパフォーマンスを中心に重なっていた点が印象的。
3Dメガネで目の前の空間に意識を引き込まれ、足踏みと連動する振動によって、その感覚がさらに強まりました。

大阪・関西万博には多様なパビリオンがあり、筆者は全パビリオンを体験しました。
そのなかでNTTパビリオンが特に記憶に残った理由は、通信技術を「速い」「大容量」といった言葉だけで紹介せず、ライブパフォーマンスとして体感させてくれたからです。
Perfumeのダンスと、立体映像を支える技術、床の振動を再現する技術。
その組み合わせによって、空間を伝送するというコンセプトが具体的な体験になっていました。

もちろん、3Dメガネは演出の重要な要素です。
ただ、筆者の実体験では、床が連動して振動したことが臨場感を大きく高めていました。
視覚だけに頼らず、足元の感覚まで含めてパフォーマンスを届ける。
その設計こそ、NTTパビリオンのメイン体験を特徴づけていたと振り返ります。

吹田と夢洲をつないだ4月2日のライブ

会期中に展示されたPerfumeの3D空間伝送ライブには、開幕前に行われた特別なパフォーマンスが関係していました。
2025年4月2日、夢洲にある大阪・関西万博のNTTパビリオンと、1970年大阪万博の会場だった吹田の万博記念公園が、NTTのIOWN技術によって接続されたのです。

このライブパフォーマンスでは、Perfumeの新曲「ネビュラロマンス」が初披露されました。
そして、そのときの3D空間伝送データが、大阪・関西万博の会期中にNTTパビリオンで行われた展示にも活用されました。

夢洲と吹田という離れた2つの場所をつなぎ、Perfumeのパフォーマンスをデータとして伝送する試み。
そこで扱われたのは、単なる映像だけではありませんでした。
パフォーマンスは動的3D空間伝送再現技術で点群データ化され、姿や動きが立体的に再現されました。

演出に関わる膨大なデータを運んだのが、NTTによって万博会場全体に整備された「IOWN-APN」です。
光をベースとする、高速大容量かつ低遅延のネットワークとして、3D空間伝送ライブを支えていました。

1970年大阪万博の会場だった場所と、2025年大阪・関西万博の会場を接続し、そこで生まれたデータが会期中の展示へ活用されたという背景。
筆者が会場で目にした3Dライブは、Perfumeの表現と空間伝送技術だけでなく、2つの万博会場を結ぶ取り組みから生まれた体験でもありました。

全パビリオンを巡っても印象に残ったNTTパビリオン

約30回大阪・関西万博に通い、全パビリオンを体験した筆者にとっても、NTTパビリオンは満足度の高い場所でした。
とりわけ記憶に残ったのは、Perfumeの3D空間伝送ライブで感じた、足元まで含めた臨場感です。

3Dメガネによる立体的な表現に加え、128個の振動子を備えた床がダンスの振動を再現。
パフォーマンスを見るだけでなく、ステージ上の足踏みを客席側でも感じられたことが、体験を鮮明なものにしていました。

Zone1で通信とコミュニケーションを振り返り、Zone2でPerfumeのライブに入り込み、Zone3では来場者自身が「Another Me」となって歌を奏でる。
約20分のツアーには、「PARALLEL TRAVEL」というテーマを段階的に体験する流れがありました。

閉幕後に振り返っても、映像の美しさだけではなく、床の感触まで思い出せるNTTパビリオン。
空間そのものをつなぐというコンセプトを、Perfumeのパフォーマンスを通じて身体で感じられたことが、その魅力でした。

NTTパビリオンの出展者はどこでしたか?

NTT株式会社です。
パビリオン名は「NTTパビリオン(NTT Pavilion)」で、体験テーマとして「PARALLEL TRAVEL」を掲げていました。

NTTパビリオンの体験時間はどのくらいでしたか?

1回20分程度で、最大70名のツアー形式で実施されていました。

PerfumeはNTTパビリオンに実際に登場していましたか?

Zone2では、Perfumeをスペシャルパフォーマーに迎えた3D空間伝送ライブパフォーマンスが展示されていました。
動的3D空間伝送再現技術で点群データ化されたパフォーマンスを、3Dメガネを装着して鑑賞する内容でした。

床が振動したのはなぜですか?

床には128個の振動子が埋め込まれていました。
Perfumeのダンスによって生じる振動を加速度センサーで計測し、床の振動としてリアルタイムに再現する「触覚振動音場提示技術」が使われていたためです。

NTTパビリオンの予約方法や当日整理券について教えてください。

予約方式の詳細や当日整理券の有無について、筆者は確認できていません。
大阪・関西万博は2025年10月13日に閉幕しており、本記事は当時の体験を振り返る内容です。

まとめ:Perfumeの動きを足元でも感じた3Dライブ

NTTパビリオンでは、「PARALLEL TRAVEL」をテーマに、IOWNによって離れた場所と空間そのものをつなぐ体験が展開されました。
Zone1からZone3を巡る約20分のツアーの中心にあったのが、Perfumeの3D空間伝送ライブです。

3Dメガネで見る立体的なパフォーマンスと、128個の振動子によって足踏みを再現する床。
この2つが重なったことで、筆者には高い臨場感があり、満足度も高い体験となりました。
約30回万博へ通い全パビリオンを巡ったなかでも、身体感覚とともに記憶に残るパビリオンでした。

なお、筆者が印象に残った他のパビリオンの記録はガンダム館の「隠れミャクミャク探し」見学後のお楽しみでも紹介しています。

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この記事を書いた人

はじめまして。「まわるにっぽん!」管理人です。

2025年大阪・関西万博には会期中に約30回訪れ、全パビリオンを制覇しました。会期前半と後半で混雑具合がまったく違うなど、実際に何度も足を運んだからこそ分かることを発信したいと思い、このサイトを立ち上げました。

今後は,
日本各地を毎年巡る大型フェア・博覧会の情報を、実際に現地へ足を運んだ視点でお届けしていきます。

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